読書はコスパいい、メリットしかない!?読書したくなる利点を挙げてみた

目次

ビジネス本好きが考える読書のコスパ

数千円というコストをかけて得られるパフォーマンスは本当にいいのか。
ビジネス本や専門書、幅広く読書する著者がそのパフォーマンスについて考察をしました。

なお、著者はタイトルから察することができるかもしれませんが
読書好きで月1、2万円程度は本の購入にお金を使います。
メリットしかない、は言い過ぎでもたくさんのメリットがあるのは事実です。

本記事で読書したくなる欲を掻き立てることができれば幸いです。

読書のコスパを考える

読書の優れている点

コスト=値段としては、1,000円〜3,000円。
僕の読んでいるビジネス本も
1,500円、2000円、3,000円の本が多いです。

このコス(ト)に対してのパ(効果)を考えることにしましょう。

体系的に知識を得ること

直接的なパはこれに尽きると思います。

ある分野の知識を得、その分野に詳しくなる。
知識を得ることでできたら、
他の読み物(ニュース、新聞)を読んだり、
人との会話でも内容の理解度が違ってきます。

断片的な知識はネットでも入手できますが、
本の良さは一冊中の体系的な知識です。

個人的なあるあるは、

  1. 単語の意味を調べる
  2. サイトを見るも難しくてわからない
  3. 読みやすいサイトを見る
  4. 次なる疑問が生じる

1〜4の結果わかったことを正しく整理・理解できたなら
ネットで調べる方が無料で素早く知識を得ることができるでしょう。

この手間(=時間)をお金で買っている、ともいえます。

ネットで正しい知識を効率よく整理して吸収できるなら、
有料の本より無料のネットの方が絶対にコスパがいいですよね。

内容が深く専門的であり包括的である

例えば、東大の〇〇教授著といった本は
ネットで拾う知識より専門的な内容を取り扱う場合もあります。

一般論に始まり、(10年単位くらいでですが)最近の研究で判明したことも
本には書いてあったりし、そのような情報はやはり有料なのだなと感じます。

ネットではやはり一般論にとどまったり、信ぴょう性が微妙だったり
まだわからないことが多い分野では最近の情報は得られない、かもしれません。

SNSをやっている専門家をフォローすれば、
耳学問的な情報を入手できるのはネットですよね。
速報性のある断片的な情報を入手できる。

新しさを求めることができませんが
本には専門的な内容が自分から調べなくてもすでに書いてあります。

情報を調べるためにも、まず知るという過程が必須ですから
そのような足がかりを得るのに適していると言えるでしょう。

辞書的に使える

ネットで得た知識ならば、ネットで調べればいいだけですので特段問題ありません。

包括的に書いてあることの利点で、
付箋や目印をつけておけば、すぐに内容を追えます。
電子書籍なら単語で検索することもできるでしょう。

物理の教科書オタクからいうと
専門書には大抵索引があるのが最高なのです。単語の定義をすぐに確認できます。
ネットでは各々が勝手に定義した前提で記事があったりなので最悪泥沼に…。

何か論理の流れがある場合も、要点だけをペラペラと紙をめくればいいだけなのは
気楽で結構です。

紙の本は付箋でも貼らねば、紙の海に溺れることになるので
その点は少し億劫ですね。

「あれ、この本に書いてあった気がしたんだけどな…」
「あの本でもないな…」
「その本でもないか…おかしいな。」
「あ、ネットに書いてあった知識だった。」

要約力を鍛える

読んだ本の他の人に話せるか、は理解度の一つの指標になると思います。
仮に読んだ本を一言一句覚えており、
話せたとしてもあまりありがたみはありません。

要は何が書いてあったのか、を端的に理解している必要があります。

情報の取捨選択も大事で、この情報は知っている、
(自分にとって)無駄である、とても大事である…
「ああ、要はこういうことを言いたいのね。」
と理解することは論理構造を掴むために重要です。

要約しつつ話の流れをつかむ。詳細に入り込みすぎて迷子にならないよう
木ではなく森を見るための良いトレーニングになります。

「この人、話長いけど要はこういうことを言ってるんだな…」
ということがたまにあります。

読解力を鍛える

コロナ禍にて、テレワークが多くなり
チャットやメールでのやり取りも多くなったのではないでしょうか。

必然的に文字を読む機会が増え
内容を勘違いしていると、上司に怒られる、取引先に怒られる
ことが考えられます。

読書をしているから読解力が上がっているなあ…などと
感じることは正直全くありませんが、文章を注意深く読むようにはなると思います。

得られた知識は一過性ではあるが使えば血肉に

得られた知識だって、内容によっては一過性。
例えば、プログラマが金融のことを学んだって話のネタにはなりますが、
使わなければ忘れます。

本の知識を全てを覚えていることは稀で、この意味では無駄でしょう。

ただ逆に、使った知識は自分の中での当たり前の前提と化し自分の血肉になります。
論理や背景の理解があれば、ためらうことなく発信できるでしょう。

こうして自分の中で定着した知識や考え方は
重要性の大小はありますが人生における決断の判断材料の一つになってくれると思います。


上記はベストセラーの哲学書。
平易な言葉で青年と哲学者の対話形式で書かれておりとっても読みやすいです。
読んでよかったと思えました。

未来への投資になる

今回あげた要約力・読解力は、本を一冊読んだからと抜群に上昇する力ではありません。
しかし、継続は力なり。
地道に読書を続ければ活字慣れし、知識を吸収する速度が上がるでしょう。

また、思わぬ機会に知識が役立つ時は来るかもしれません。

例えば、上記の例:「プログラマが金融を学ぶ」ですが
2024年になり新NISAが流行りの言葉になり投資ブームです。

金融の分野でよくいう、金利とか為替とかは勉強していて損はなかったですし、
実際投資するとなるとこういった言葉に難しさを感じなくなり、勉強も捗りました。

ニュースの「株価が〜」とか「円安が〜」などの情報が
あまり身構えずに自然と情報に入ってくるようになりました。

相対論を学べば、相対論が好きな人と語り合えます。

経営学を学べば、将来会社の重要なポジションについた時に役立つ知識があるかもしれません。

地理を学べば、世界のニュースがより理解しやすくなるかもしれません。

再読というコスパ爆上げの沼

気分の問題かもしれませんが、
再読したくなるのもネットではなく、本かなと思います。

ネットでは断片的な情報しかないので
わかった気になりやすく、わかった気になったのであれば、
もう考える必要がありませんから思考が止まります。
(と自分の行動を理解しています。)

寝っ転がってなんとなく本を開くと
「そういえばこんなこと書いてあったな」とか
「この書き出し、結論にもかかってたんだな」とか。

1周目にわからなかったことがわかるようになったり、
次なる疑問が浮かび、勝手に調べてみたりすることもあります。

ゲームを周回プレイする感覚に似ていますね。

それで、次の疑問が浮かんだりすると
ネットで調べてみたり、別の本を漁ってみたりと
積極的に知識を獲得しに行く楽しさにハマります。

読書のデメリット

お金はかかる

やはり新しい本になるとお金はかかります。
専門書は2000円以上、分厚い学術書は5、6000円
翻訳本なら10000円越えの本もまちまち…。

中古ならもっとお安く済む場合はありますし
新しい本はあまりないでしょうが図書館なら無料です。

読書の強いデメリットはこれだと思います。

読むと眠くなる

これは誰もがそう。
お昼食べた後とか、寝る前に読むと自然と寝落ち….。

逆に睡眠導入剤か。

実際、ベッドに行って本を読むといい感じに眠りにつけます。
スマホでSNSを見ると逆に目が冴えますから
寝る前の代替手段としてはもってこいです。

読むと時間はかかる

マンガなら一冊600円程度で30分くらいで読めるでしょうか。
これを時間がかからなくていいととるか、お金の割に長く楽しめないととるか。

小説やビジネス本、学術書は
もっと長い時間をかけないと読みきれません。
再読を始めるとさらに時間がかかります。

長く楽しめるという点ではいい点です。

他の趣味とコスパを比べよう

ここまで来てですが、多くの時間を同じもので楽しめるという考え方
に基づいて、他の趣味との比較をしてみます。

同じ値段で多くの時間楽しめるのは?

switch、PS4、ソシャゲといったゲーム

最近のゲームは一本あたり5,000〜1,0000円ほどです。

書籍一冊あたりよりは安いですが、
楽しめる時間という視点ではどうでしょうか。
下記のリンクはゲームのクリア時間を大まかに調べることができます。
英語でzelda、mario等調べてください。
日本語で調べてNo results Foundとか言われてかなしかった。

https://howlongtobeat.com/

かの有名なswitchのソフト「ゼルダの伝説」は
(ティアキン、ブレワイいずれも)
メインストーリーのクリアで50時間〜。

テキトーにmarioと打ってみても最低クリア時間は10時間程度〜。

やり込み要素をやるとさらに時間は増えるでしょう。

一本のソフトの値段=2、3冊の書籍の値段ですが
2、3冊ならば10時間くらいは楽しめるかもしれません。
ただ流石に50時間、100時間は厳しいですよね…。

そう考えると、同じ値段で長い時間楽しめるのは
ゲームに軍配が上がりそうです。

ソシャゲは課金しなければ無料なので勝負にもなりません。

旅行

旅行

他県、外国に旅行するのはお金がかかりますよね。
ただし、時間のスケールが少し違っていて
読書というと60分単位ですが、旅行というと日単位です。
それでも下記のように行動を小分けにしてみると

  • 移動にJRを利用すれば数千円。
  • 飛行機なら1万円弱程度〜。
  • ホテルに1泊で5,000〜10,000円程度。
  • 現地で少し贅沢なご飯、数千円〜。

楽しめる時間という点では、
読書に比べるといずれも割高なように見えます。

ただし、旅行の楽しさは
読書の楽しさとは異なるベクトルであるようにも思えます。

お祭り気分でわいわいする楽しさ、
初めて見る歴史的建造物を見る期待感に対して
黙々とページをめくり知識を習得する過程。

この意味では、比較すること自体意味がありません。

読書はコスパいい。やって損はない。

ネットで同じことを調べた場合と比較すると、
すぐに知識を得られて、新鮮な情報を得られるのはネット。
ただ断片的なので、その分野の全体像は少し掴みにくい印象がある。

まとめると下記の理由から読書のコスパはいいと考えます。

  • 分野を体系的に学べる
  • 専門的な内容も学べる
  • 定着すれば人生の知恵になる
  • 後の投資となる

メリットしかないは言い過ぎでデメリットも確かにありますが
将来の自分のために活字に慣れておき、知識を貯めることができるので
ぜひお勧めしたいですね。

その他、他の趣味(のコスパ)と比較することは
あまり意味のないように思えました。
楽しさのベクトルが違いますから。

みんな違ってみんないいという、最も平和なアンサーはいかがでしょうか。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次